ご 挨 拶

平成26年度日本遠隔医療学会学術大会 大会長
長崎大学大学院医歯薬学総合研究科 教授
本多 正幸

 平成26年度日本遠隔医療学会学術大会 (JTTA2014) を平成26年(2014年)10月25日(土)、 26日(日)に、 長崎市内の長崎大学医学部(良順会館・ポンぺ会館)にて開催いたします。 本大会は、大会日程の1週間前に「長崎がんばらんば国体」が終了し、1週間後に「長崎がんばらんば大会」が行われるという絶妙な期間設定となっています。国体等の関係者で市内が賑わっていることが予想され、宿泊先の確保が心配ですが宿泊業務を旅行業者に委託させていただき、皆様の宿を確保していく予定です。

 本大会では、「地域医療と在宅医療の融合を支援する」をテーマに掲げ、医療と介護の連携の状況を把握し、その推進を図る方策を議論したいと思います。我が国における、超高齢化社会への対応は待ったなしの喫緊の課題です。本大会の成果がこの課題に対して少しでも貢献できることを願っています。また、特別講演Tでは、「精神疾患分野等における遠隔医療による支援」とし、この分野における取組を紹介したいと思います。特別講演Uでは、全国的に知名度が高い「あじさいネット」を中心とした長崎地区における地域医療連携の展開や、可能であれば他地域の展開事例にも触れる企画としたい所存です。その他、パネルディスカッション(福祉分野への展開と課題)や一般演題セッション(講演)を企画します。一般講演や研究発表はテレパソロジー、 テレラジオロジー、 テレメンタリング、 m-Health、 e-Health、 テレケア、テレナーシングなど、 幅広い分野での発表をお待ちしております。

 昨年の高松大会では、国際学会の併設が行われ外国から多くの遠隔医療の関係者が来日されました。本大会では、国際化、海外との連携の火を消さないように、国際遠隔医療に関する情報発信についても歓迎します。また、本大会では日本医療情報学会、九州沖縄支部の秋季研究会を併設し、両学会の会員の情報交換の機会となることを期待しています。

 会場となる長崎市は、観光都市であるとともに最近では、世界新3大夜景の都市として認定されました。懇親会は、グラバー園を予定しており、晴れていれば夜景も鑑賞いただけます。また、長崎ちゃんぽん、カステラなど長崎名物をご賞味いただければと思います。

 参加される皆様にとって、有意義な2日間となるよう、大会関係者一同頑張ります。皆様のご参加をお待ちしております。