日本遠隔医療学会禁煙宣言

はじめに

喫煙は様々な疾病を引き起こす危険因子の中で、自らの意思で取り除くことが可能なものであり、禁煙が重篤な疾病の発症率 および死亡リスクを減少させることには多くのエビデンスが確立されている。喫煙による疾患の罹患のみならず、再発や予後への影響も大きい。また、喫煙は喫煙者本人のみならず非喫煙者においても、受動喫煙を介して様々な疾患の発症頻度を増加させることが知られている。国民の命と健康を守るため、禁煙および受動喫煙防止のさらなる推進への取り組みが医療に携わる我々一人ひとりに求められている。
禁煙治療は遠隔医療が活用されており、さらにデジタル療法など新たなICTによる治療手段の開発が進む有効な応用分野である。日本遠隔医療学会は、禁煙 および受動喫煙防止・防煙の重要性を認識し、タバコのない社会を目指して禁煙推進活動に取り組むことを宣言する。

宣言

1)心身の健康を維持した人生を送るためには、喫煙習慣をもたないことがきわめて重要であり、本会は、これに貢献する研究・実践を推進する。
2)本会は、喫煙予防や禁煙支援など、タバコのない社会を実現するために遠隔医療の効果的応用の開発と普及をめざす。
3)本会が管理・運営する学術集会や研修会の機会においても非喫煙を推進し、学会員が非喫煙者であることをめざす。
4)本会は喫煙の害や禁煙の方法などに関する啓発活動を支援する。また禁煙教育や禁煙支援のカリキュラムの推進を支援する。
5)本学会は、タバコのない世界をめざす他の医療団体などと協力・連携し、禁煙活動を政府および関係機関に働きかける。

一般社団日本遠隔医療学会
(2020年6月運営会議にて承認)